ロワールで名実共にナンバーワンの生産者として知られるクロ・ルジャールを営むシャルリーとナディのフコー兄弟。そのナディ氏の息子であるアントワーヌ氏が当主を務めるのが「DOMAINE DU COLLIER（ドメーヌデュコリエ）」です。シャトー・ラトゥールやディディエ・ダグノーで修行を経たあと、1996年からクロ・ルジャールにおいてさらに4年間の修行期間を経験。その後、2000年1月に23歳という若さでメーヌ・エ・ロワール県プレゼ、ラ・リパイユ地域に4ヘクタールの土地を借りて、自身のドメーヌを立ち上げました。「DOMAINE DU COLLIER」では化学肥料や除草剤は一切使わず、ボルドー液やイラクサの煎じ薬など自然素材にこだわって農法を実践しています。シュナン・ブラン種とカベルネ・フラン種が植えられていた石灰質に砂を含む粘土質の畑を、限りなく自然な状態で維持しながら有機農法を取り入れ、収量を制限。 また、醸造の工程では酸化防止剤を加えず、できる限り空気に触れないように空気圧式圧搾機にて重力による果汁の圧搾を行います。アントワーヌ氏の徹底したこだわりが「DOMAINE DU COLLIER」の質の高さを生みだしているのです。