宝石の表面に凸型の浮き彫りを施した彫刻技法「カメオ」は、紀元前4000年のアレクサンダー大帝の時代から存在していたと言われ、ルネッサンス時代には貴婦人たちに愛されていました。中でも、「ストーンカメオ」は、縞メノウと呼ばれる色の異なる複数の層を持った特別なメノウに彫刻されているのが特徴。採掘されるメノウの大半には縞模様ではなく、カメオに適した縞目を持つメノウはメノウ原石全体の約1％しかないと言われています。また、一般的に、ストーンカメオは「手彫り」、「機械彫り」があります。1970年代後半に開発されたコンピュータ彫刻機によって、手彫りカメオを原型として初めて機械によりストーンカメオの彫刻が可能となりました。機械で彫刻する場合、1枚のカメオを製作するために何個もの工程を重ね、最終的には職人による手仕上げを経て「機械彫り」と呼ばれるカメオが完成します。本セールでは、貴重な縞メノウを使った機械彫りのストーンカメオのネックレスやペンダントトップなどを厳選してご紹介。繊細で透明感ある彫刻があしらわれた、うっとりするような美しいジュエリーを是非この機会に。