ピエール・カルダンは、言わずと知れたフランスのファッションデザイナー。1922年、イタリアのヴェネチア近郊生まれ。その後2歳で家族とともにフランスへ移住しています。 自身のブランド、「ピエール・カルダン」を立ち上げたのは1950年。その前には、クリスチャン・ディオールに従事していたこともありました。ファッション界での「初めて」を多く生み出しているのも、ピエール・カルダンです。プレタポルテを誰よりも先駆けて始め、今では他の多くのファッションブランドも行っているライセンスビジネスをはじめたのもカルダンが最初。インテリアから車、ジェット機に至るまで、生活の中にかかわるあらゆる商品のデザインを手掛けるのも積極的。また、ロシア・中国で初めてファッションショーを行ったのも、ピエール・カルダンです。実業家でもある彼は、パリの高級レストラン「マキシム」も経営。また、ユネスコ名誉大使として忙しく世界を飛び回る、95歳とは思えない精力的な活動を続けています。「モード」を生み出しているピエールの影響力は、今もなお、世界で多くの人に及んでいると言えるでしょう。