「VICTORINOX（ビクトリノックス）」は、カール・エルズナーにより1884年スイスで設立されました。帽子職人の四男として生まれたカール・エルズナー少年は、ナイフ職人を志してドイツやフランスで修行した後、ナイフ作りを開始しました。1891年にスイス陸軍に納入した”ソルジャーナイフ”は、コンパクトなナイフの中にドライバーやはさみ、栓抜きなどの実用機能を備えた革新的なアイデアで、従来のドイツ刃物産業の慣例をくつがえし、彼の名を一躍有名にします。以降「VICTORINOX」のナイフは、ヨーロッパの探検家やアルピニストをはじめ、NASAのスペースシャトル乗組員の標準装備として採用されるなど高い信頼を獲得。その魅力はツールの域を超え、ニューヨーク近代美術館、ミュンヘン国立応用芸術美術館で収蔵されています。現在ではナイフにとどまらず、ライフスタイルをトータルでサポートするプロダクト展開を行っています。