イタリアのインノチェンティ社が「Lambretta（ランブレッタ）」ブランドのスクーターの製造をはじめたのが、1947年のこと。その後30年にわたってスクーターの製造を続け“自由”と“独立”を意味するこの「Lambretta」こそが、当時世界中の若者、とりわけ1960年代のモッズたちの青春の象徴ともいえる存在となっていったのです。スクーター製造を中止後の1995年、「Lambretta」はアパレル、シューズ、アクセサリーのブランドとして華やかに蘇り、その後、ブランド生誕から約50年を経た2000年、ウォッチ・コレクションが発表されました。ファッション、ヘリテージ、レーシングの3つのラインから構成される現在のコレクションでは、独特のレトロ感覚がひとつのトレンドとして広く認知されています。