皇室御用達であったことから名づけられた「prince（プリンス）」の名称。王様ではなく、時代を切り開き王になっていく王子の名にふさわしい気品。伝統的なデザインをベースに、新しい時代の息吹きを融合させたコンセプトブランドです。
村松時計製作所では、大正10年に懐中時計や置時計「prince」を製作。鉄道省の公用品としても採用され海外にも多く輸出し舶来時計と堂々と渡り合っていました。その後、腕時計「Keyford（キーフォード）」を製作開始。精工舎（現セイコー）、尚工舎（現シチズン）と並ぶ国内最古の時計メーカーですが、他社は大量生産に向かったのに対して、宮内庁御用達として高級品に特化する道を歩みました。また大正期には当時の流行の先端を行く銀座に集まるモボやモガたちに品格あふれる最先端のデザインを提供してきたことでも知られています。