「LOEWE」
最高品質の革製品と4つのLの文字を組み合わせたロゴで有名な「LOEWE（ロエベ）」は、1846年にスペインで誕生しました。ドイツの皮革専門の職人エンリケ・ロエベ・ロスバーグがマドリードの皮革工房の卓越した職人技術と素材の素晴らしさに魅せられ、1872年に自らの名前を冠したブランドを設立したのが栄光に彩られた「LOEWE」の歴史の始まりです。1965年からはプレタポルテ事業にも参入。1975年にはのちにブランドのアイコンバッグとなる「アマソナ」を発表。その滑らかなレザーと優雅で美しいタイムレスなデザインはスペイン国内だけでなく世界中で愛され、グローバルなハイブランドとしての地位を確かなものにしました。スペイン王室御用達ブランドとしても知られる「LOEWE」。革新的な挑戦とともにその卓越したファッション性と妥協のない品質でこれからも究極のラグジュアリーを追求していきます。

「Jean Paul GAULTIER」
「Jean Paul GAULTIER（ジャンポール・ゴルチエ）」の創立者である“ジャンポール・ゴルチエ”は、1970年に「pierre cardin」のメゾンに入り、その後「Jacques Esterel」「Jean Patou」で働き、クチュールの経験を積みました。1976年に初めて自らのレディースコレクションを発表。80年代、ゴルチエはアバンギャルドでパンクの精神を持つ下着ルックや、ボンデージファッションなどを発表し、話題を集め、一躍トップデザイナーへと上り詰めることになりました。1984年春夏からメンズコレクションを、さらに1997年春夏コレクションからはオートクチュールコレクション「GAULTIER PARIS」も発表。また、これまで多くの映画やステージ衣装なども手がけ、様々な分野で活躍。現在では、2015年春夏コレクションを最後にプレタポルテから撤退し、香水とオートクチュール部門のみにフォーカスしています。

「Roberto Cavalli」
デザイナーのロベルト・カヴァリは1940年イタリアのフィレンツェ生まれ。祖父に著名な画家をもつ芸術家の家系に育ち、幼少の頃からアートに囲まれて感性豊かに育ちました。フィレンツェのアート・アカデミーでプリント技術を専攻したのちにシルク製品にプリントを施す技術を開発。1970年にはフィレンツェで自身の名を掲げたブランド「Roberto Cavalli（ロベルト・カヴァリ）」を設立しました。独自のプリント技術を駆使したオリジナリティー溢れるテキスタイルがヨーロッパの高級ブランドで次々と採用され、その名は一躍世界中に知れ渡ります。いまではポピュラーなレザー製品へのプリント技術も「Roberto Cavalli」が開発したもの。ファッション業界に革命をもたらしたこの技術は、その後もさまざまな一流メゾンで採用されています。女性の普遍的な美へのオマージュから生まれた「Roberto Cavalli」のエレガントなコレクションはモード界の注目の的です。