フランスのローヌ渓谷にある街タン・エミルタージュに、1808年に設立した名門ワイナリー・M.CHAPOUTIER（M.シャプティエ）社。創始者ポリドール・シャプティエ氏以来、現当主のミッシェル・シャプティエ氏に至るまで一貫した家族経営で、テロワールを尊重するワイン造りを行っています。
カリスマ的ワイン醸造家として世界に知られているミッシェル・シャプティエ氏は、長年培ってきた伝統を受け継ぎながらも、自社畑をすべて「バイオ・ダイナミクス」へ転換するなどの有機農法への改革を早くから実施してきました。彼の求めるワイン造りとは、M.シャプティエ社としての特定の味わいや一定のスタイルをつくることではなく、むしろ、畑によって異なるテロワールの個性や微妙なニュアンスの差が、そのまま写真のように写し取られたワインをつくることなのです。決して妥協はせず、ローヌの主要アペラシオンのワインを造り出しており、それ以外にも優れた土壌とテロワールを持つ畑を探し、南フランスの土地からも高いポテンシャルを見出しています。ロバート・パーカー氏からは過去にパーカーポイント100点満点を16回獲得した実力派｡ボルドー、ブルゴーニュと続く、仏ワインの銘醸造地・ローヌ地方から世界へ向けて、さらなる品質と伝統をひめたワインを贈り届けている彼の「作品」とも言えるワインを種類豊富に揃えました。